裁判の傍聴に行ってみた

平日がたまたま休みになり、以前から気になっていた裁判の傍聴というものに行ってきました。

全ての裁判は公開されるもので、一般の人でも自由に傍聴することができます。
特に予約する必要はなく、裁判所の入り口の近くにその日ある裁判の開始時間がファイルにまとめてありますので、自分が聞きたいと思ったものを選んでその法廷に行けばいいのです。
ファイルには被告の名前と逮捕された理由などが書かれてあります。
見た限り多かったのはやっぱり薬物使用でした。

私はたまたま開廷時間が近かった飲酒運転で事故を起こした人の裁判を傍聴することにしました。開廷すると法廷の奥のドアから女性の裁判官が黒いマントのようなものをひらりと翻しながら登場し、弁護士、被告、検事、傍聴者全員が起立して一礼するところから始まります。

被告は飲酒運転で過去にも事故を起こしており今回が2度めの事故だったようです。
それなのに被告は過去の事故のことについて覚えていない、忘れましたということで今回の事故が初めてであるという主張を繰り返していました。

検事は休憩10ヶ月を求め、弁護士さんは執行猶予を求めて閉廷しました。検事さんはたくさんの資料を紫の風呂敷に包んでそそくさと出て行ってしまいました。弁護士さんと被告はうすくらい廊下で次の裁判に向けて作戦会議しているようでした。

よくニュースなどで犯罪を犯したのにわからないとか忘れたとか証言する人がいますが、こうした証言は弁護士さんのアドバイスがほとんどだと言います。忘れたというのは嘘を付いているとはみなされないからです。ただし、裁判長さんはかなり険しい表情を浮かべていましたので発言が功を奏したのかは不明です。